水島広子(2014)仕事もプライベートも 「思い通りにならない相手」を動かす心理術


それとなく日々、感じていたことではあるが、人を動かすポイントが整理されていてチェックリストとして、利用することができるのかなと思う。

「人を動かす」ポイント

  1. 対立構造を避け、相手に安心してもらい、目標を共有し、敬意と感謝を示す
  2. 人を変えることはできると思うのはやめる
  3. 相手にとって「安全な環境」を作る
  4. 「人を動かす」基本は「お願い」
  5. 「相手の動きを止めているもの」を探して取り去る

「対立構造を避ける」ポイント

  1. まず自分から綱引きの綱を離す
  2. クレーマーは「困っている人」ととらえる
  3. 「嫌だ」を「お願い」という言い方に変える
  4. 「情」で話す人には「情」で、「理」で話す人には「理」で話す
  5. 誰にでも「文脈」があることに気づく

「相手の恐れをやわらげる」ポイント

  1. 人は「変わりたくない」生き物であることを知っておく
  2. 「思い通りにならない相手」の言動の裏には「恐れ」がある
  3. 「安心してもらうには、どうしたらいいか」を考える
  4. 「相手の弱点」は刺激しない
  5. 「自分の思考、言葉、行動が一致しているかどうか」を常にチェックする

「相手に気持ちよく動いてもらう」ポイント

  1. 自分の「大目標」を確認する
  2. 「大目標」は1つに絞る
  3. 「小目標」は相手に委ねる
  4. あくまでも「相手の領域」は守る
  5. 「相手の領域」を犯さない「大目標」をたてる

「困ったポイントを一変させる」ポイント

  1. 自分の「人を動かしたい」は適切かどうかチェックする
  2. 「実験感覚」で自分から「味方」になってみる
  3. 「逃げ出す」「別れる」という選択もあり
  4. 「見ない」「スルーする」という選択もあり
  5. あくまでも「自分の領域」は守る

「どうしても動かない人に対処する」ポイント

  1. 「動かない人」は自信がないからかも知れないと考える
  2. 「ほめる」のではなく「信頼」を伝える
  3. 「自分のできる範囲は限られている」と知っておく
  4. 「方便」を使う
  5. 「代弁者」を立てる

「人を巻き込む」ポイント

  1. 「根回し」で味方を増やす
  2. 「どうしたらいい?」と相談する
  3. 尊敬は日々の態度で勝ち取る
  4. 自分の「大目標」理解してもらう
  5. 動いてくれた人にはきちんと「お礼」を言う