水島広子(2014)仕事もプライベートも 「思い通りにならない相手」を動かす心理術
それとなく日々、感じていたことではあるが、人を動かすポイントが整理されていてチェックリストとして、利用することができるのかなと思う。
「人を動かす」ポイント
- 対立構造を避け、相手に安心してもらい、目標を共有し、敬意と感謝を示す
- 人を変えることはできると思うのはやめる
- 相手にとって「安全な環境」を作る
- 「人を動かす」基本は「お願い」
- 「相手の動きを止めているもの」を探して取り去る
「対立構造を避ける」ポイント
- まず自分から綱引きの綱を離す
- クレーマーは「困っている人」ととらえる
- 「嫌だ」を「お願い」という言い方に変える
- 「情」で話す人には「情」で、「理」で話す人には「理」で話す
- 誰にでも「文脈」があることに気づく
「相手の恐れをやわらげる」ポイント
- 人は「変わりたくない」生き物であることを知っておく
- 「思い通りにならない相手」の言動の裏には「恐れ」がある
- 「安心してもらうには、どうしたらいいか」を考える
- 「相手の弱点」は刺激しない
- 「自分の思考、言葉、行動が一致しているかどうか」を常にチェックする
「相手に気持ちよく動いてもらう」ポイント
- 自分の「大目標」を確認する
- 「大目標」は1つに絞る
- 「小目標」は相手に委ねる
- あくまでも「相手の領域」は守る
- 「相手の領域」を犯さない「大目標」をたてる
「困ったポイントを一変させる」ポイント
- 自分の「人を動かしたい」は適切かどうかチェックする
- 「実験感覚」で自分から「味方」になってみる
- 「逃げ出す」「別れる」という選択もあり
- 「見ない」「スルーする」という選択もあり
- あくまでも「自分の領域」は守る
「どうしても動かない人に対処する」ポイント
- 「動かない人」は自信がないからかも知れないと考える
- 「ほめる」のではなく「信頼」を伝える
- 「自分のできる範囲は限られている」と知っておく
- 「方便」を使う
- 「代弁者」を立てる
「人を巻き込む」ポイント
- 「根回し」で味方を増やす
- 「どうしたらいい?」と相談する
- 尊敬は日々の態度で勝ち取る
- 自分の「大目標」理解してもらう
- 動いてくれた人にはきちんと「お礼」を言う