「希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く」山田昌弘

リスク化,二極化している社会状況の中で,制度が追いつかず,その結果,やる気が失われる若者が増えて,希望格差が発生しているということで,現在の日本社会の現状について書いており,非常にショッキングな内容で,暗い気分になった.
分析や考察自体はとても興味深く,一気に読むことができたが,最後の章で,どうすればよいかといった解決策は弱いと感じた.やはり学者で,政策立案やその実行はちょっと難しいのかなと思った.