夫のトリセツ

経緯を語りたがる女性脳、結論を急ぐ男性脳

 男性脳と女性脳がともに暮らしているだから、よほど知性的に暮らさないと、結婚生活が天国であるわけがないのだ。守ってあげたいから相手だからこそ、問題解決を急ぐのが、素の男性脳、信頼している相手だからこそ、共感してほしい女性脳。

女もオヤジ脳を使う

 守ってやりたい相手だからこそ、子供には、問題解決脳で接している。

夫はひどいの正体

 男性は、家族にこそ問題解決型に脳を使う。愛する相手に一番厳しい、責任のないその辺の女性には優しい口の利けるのに。女代だって、sのお変の子には成績が悪くたって、出世した人はたくさんいるわよ。なんて言えるのに、自分の子供にはそんなわけに行かないのである。

 夫になり、父になり、責任をひしひしと感じているからこそ、冷たい口を利く。一方、つまとなったほうは、子供の生存可能性を上げるために、夫に恋人時代より一層共感を求める。これこそが、夫婦のミゾ、夫はひどいの正体である。どちらも誠実に、生きるべき道を貫いている。

夫のトリセツ、pp.29