死体はみんな生きている

メアリー・ローチ,死体はみんな生きている,死体はみんな生きている
ふだんなかなか目にすることの無い世界に焦点を当てた本で,書店で目に止まり,好奇心が刺激され読むことにした.完全に死体を人としてではなく,モノとして扱うことでいろいろと見えないところで活躍しているということが分かって,勉強になった.特に最近は養老孟司も指摘している都市化や人工化の影響で見てはいけないものになっているが,こういう世界なくして,われわれの便利な生活は成り立たないのだと実感するものだった.